京都大賞典
高校時代を京都で過ごし、競馬場もわりと近かった
部活だか補習だかを終え
チャリンコで淀まで
目的はナリタトップロード
あの、栗毛の馬体が
勝ちきれないところが
渡辺邦彦、現調教師が頭をカクカクさせながら乗っている姿が
わりと好きだった
一生懸命な感じ
少ない小遣いで買った貴重なフィルムを
勝手に持ち出した親父のカメラにセットして
シャッターチャンスを逃すまいとスタンドの柵に登ってカメラを構えていた。
その目の前で、ステイゴールドが斜行してナリタトップロードの進路をカット
勢いよく落馬する渡辺邦彦
うずくまってピクリとも動かない
結局、ステイゴールドが降着となり、テイエムオペラオー最後の勝利となった。
思い返せば、あの頃の競馬のターニングポイントとなったレースではなかったかと思う。
オペラオー時代の終焉
宝塚記念でメイショウドトウに破れはしたが、
完全にマークされて、チームプレイでようやくオペラオーを押さえ込んだ形だった。
そんなオペラオーがいともあっさり力負けした。
降着にはなったが、ステイゴールドは強かった。
後に「黄金旅程」として香港でG1を制する布石になったレースだったんだと思う。
当時は多少恨めしく思ったが、故後藤騎手の勝ちへの姿勢は今は理解できる。
落馬した渡辺邦彦騎手は、災難だったが、その後の活躍への一石にはなったはず・・・
まぁ、結局、大した写真も撮れず、釈然としない気持ちで木津川に映る夕日を背にチャリンコこいで帰ったのを覚えている。
そんな京都大賞典の思い出を語りつつ、今日の注目馬
当時のテイエムオペラオーと、戦績こそ見劣りするが、サトノダイヤモンドを重ねてみる。
何だかんだでここまでは勝つだろう。
京都11R 03番 サトノダイヤモンド
京都10R 03番 ドゥーカ
東京08R 10番 ニシノジャガーズ
東京11R 06番 アードラー
今週は3日開催+凱旋門賞
長い祭りの最終日に、京都大賞典
あの日の夕日のイメージと被って、一抹の寂しさを感じる(笑)
懐まで寂しくならないように
気合い入れ直して勝負!!